やよい軒とSガストの冷や汁食べくらべ
※写真はwikipediaより
埼玉県・山形県・宮崎県の郷土料理に冷や汁というのがある。
かなり乱暴な説明をしてしまうと、冷やした味噌汁にキュウリなど夏野菜と焼いた魚肉(イリコやアジ)のすり身、すりごまを混ぜ合わせ、ご飯にかけて食べるもの。
現在「冷や汁」と呼称される料理の中では、宮崎県の冷や汁が「鎌倉管領家記録」の冷や汁に一番近いものとされる。元々は「農民食」「陣中食」と呼称され、忙しい農家の食事として簡単に調理でき早く食する目的の料理であったが、第二次世界大戦以降に各家庭で工夫し手間のかかる料理へと移行していった。
味噌と魚の独特の風味がある汁物で、それがキンキンに冷やされている。
これがなかなかにうまくて、暑い時に食べたくなるのである。
気軽に立ち寄れる飲食チェーン店やよい軒とSガストで、その冷や汁定食が用意されているの、食べくらべしてみた。
やよい軒の「冷汁ととり南蛮の定食」
まずはやよい軒の「冷汁ととり南蛮の定食(890円)」から。
冷や汁そのものは結構あっさりめな味。
最初小さい棒状の氷が入っていて(すぐ溶けてなくなって)、それが目にも涼しかった。
具のアジと特製のタルタルソースは後乗せ式で、一品いっぴんがクオリティ高い。
とり南蛮も天ぷらっぽくて(というか本当に天ぷらなのかも)うまい。
Sガストの「冷や汁&若鶏南蛮定食」
次はSガストの「冷や汁&若鶏南蛮定食(580円)」。
やよい軒はあっさり上品だったけど、こちらはちゃんとコクといい感じのクセがある。
そして何より安い。この値段で鶏肉も結構なボリュームだ。
品質はやよい軒が高いのはわかるけど、味はこっちの方が好みかも。
ただ、鶏肉のタルタルソースがちょっとくどすぎたので、なるべく取り除いて食べた。
適当に自作した冷や汁
自宅で真似して作ろうとした冷や汁。
最初の水を少なくして(後で氷で冷やすため)豆腐入り味噌汁を作ってキュウリの輪切りを入れて完成。
いろいろ具も足りてないかなり手抜きだけど、それなりに冷や汁気分は味わえた。
う〜ん、冷や汁なかなかいいですね。暑い日の楽しみになりそう。
ごちそうさまでした!
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