池上彰「学び続ける力」と妻実家での帰宅難民体験
テレビでよく見かける池上さんですが、
先日とある事情(状況)で「学び続ける力」という本を読みました。
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/01/18
- メディア: 新書
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↓目次引用
・第1章 学ぶことは楽しい
(名刺の力をはずしてまずは刑法、刑事訴訟法から勉強した ほか)
・第2章 大学で教えることになった
(理科系の大学で教えることになったリベラルアーツとはどんなものか ほか)
・第3章 身につけたい力
(ノートのとり方キーボード入力への懸念 ほか)
・第4章 読書の楽しさ
(人生を変えた一冊の本ショーペンハウエルの衝撃 ほか)
・第5章 学ぶことは生きること
(いまの教養 アメリカの大学の教養教育 ほか)
もともと教養に関する本になる予定だったようですが、(そのあたりの内容は後半部分に片鱗があります。)前半は池上さんのお父さんの話から始まり、NHK報道記者時代での勉強方法や東日本大震災を機に始められた東工大リベラルアーツでの講義風景など、本の帯にもあるように「池上彰ができるまで」といった内容になっています。
興味深いのは、報道記者時代にひたすら勉強していた様々な教養(例えば経済・法律・英語)がその後の現在にまで至るキャスターとしての活躍に大いに役立った、ということでしょう。
もし勉強するとなるとすぐに役立ちそうなことを勉強してしまいがちですが、そうでなはく、一見すぐには役に立ちそうにないことを身につけておくことが、一生の身を助けるということに繋がっているということです。
そう考えると、現在の数年が、次の数年をつくっていく、ということも言えます。
私ももう社会人になってずっと仕事に直接影響のある知識ばかりに追い回されてばかりいるのですが、他のもともと興味があった歴史や文学・美術関連の知識吸収にも時間をとるようにしています。
それに、ちょっと仕事との向き合い方も考えて次につながることにも種を撒いていきたいところです。
本の最後の方には、教養を身につけていく目的とは、よりよく生きていくことだと書かれています。
知識や情報を身につけ、それを咀嚼して深く理解していくことはその人自身の人生をも豊かにすることだと思います。
自分ももう若いとは言えない年齢ですが、池上さんおお父さんのように、一生学んでいく姿勢を持ち続けたいものです。
そして最後に、、
この本を読んだ経緯ですが、妻実家に行った際、夜中にコンビニに行ったところ間違えて鍵を閉められてしまうという事態に遭遇してしまい、そんな帰宅難民となった時に閉店間際のTSUTAYAで買って、24時間営業のガストで読んだ本でした。
(手元に持っていたのは財布のみで、家族は皆就寝中。鍵をかけたのはトイレで目覚めた耳の遠い義祖父。。)
こういう状況で読むと記憶に残るもんだな。
夏の夜中の思い出でした。
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